【How to Win Friends & Influence People】が洋書レッスンに加わります!
アメリカのロング・ベストセラ―『How To Win Friends & Influence People』という洋書を使ってのレッスンを始めました。
『人を動かす』という日本語版のタイトルを聞けばお分かりの方もいるかもしれません。もしくは『道は開ける -How to stop worrying and start living』の著者であるデール・カーネギーという人の著書です。
カーネギーと言っても、鉄鋼王のカーネギーではなく、自己啓発(self-improvement)の分野におけるパイオニア的な存在です。
内容的にはどうすれば対人関係をよくすることができるか、ということが様々な人たちのエピソードを通して紹介されています。
本書には有名、無名を問わず様々な人たちが登場します。アメリカ大統領のリンカーンやルーズベルト。禁酒法の時代の有名なギャングであるアルカポネや、鉄鋼王の方のカーネギーも登場します。実に様々な人たちのエピソードがふんだんに盛り込まれています。
ギクシャクした親子関係、夫婦関係をどう立て直すか。失業中の人がどうやって仕事を探すか。一流のマジシャンなどのショウビジネスの頂点にいる人が、どういう想いで観客と向き合っているか。苦情にどう対処するか。
表面的なテクニックではなく、人間の根本にある想いと、根源的な欲求に焦点を当てて、読者それぞれに深い思索を促すような本です。有名な人がどういう過程を経て有名となったか。歴史上の人物から、普通に都会や田舎で暮らす人々、主婦、学生、労働者、経営者、はたまた犯罪者まで。色々な人たちの様々な悩みや想い。それらを読む我々は、登場人物の経験を追体験し、自分ならどうするだろうかと具体的な事例を通して考えさせられます。
この本の裏には次のように紹介されています。(日本語部分は私の意訳です)
YOU CAN GO AFTER THE JOB YOU WANT―AND GET IT!
YOU CAN TAKE THE JOB YOU HAVE―AND IMPROVE IT!
YOU CAN TAKE ANY SITUATIONーAND MAKE IT WORK FOR YOU!
就きたい仕事につけるし、今の仕事だってどんどん上手くいく。そして不利な状況を逆転させることだって可能なのだ。
Dale Carnegie's rock-solid, time-tested advice has carried countless people up the ladder of success in their business and personal lives. One of the most groundbreaking guidebooks of all time, How to Win Friends & Influence People will teach you:
デールカーネギー氏の言葉は色あせない。その言葉によって、どれほど多くの人たちに成功と幸せがもたらされたであろうか。時代を超えて読み継がれる人生の教科書。『How to Win Friends & Influence People』を読めば、
・THE SIX WAYS TO MAKE PEOPLE LIKE YOU
・THE TWELVE WAYS TO WIN PEOPLE TO YOUR WAY OF THINKING
・THE NINE WAYS TO CHANGE PEOPLE WITHOUT AROUSING RESENTMENT
and much, much more!
・人に好かれる6つの方法
・人を説得する12の方法
・怒らせることなく相手を変えることができる9つの方法
他、多数の方法が紹介されています。
ACHIEVE YOUR MAXIMUM POTENTIAL WITH HOW TO WIN FRIENDS & INFLUENCE PEOPLE
この本を読めば、あなたが本来持っている力を最大限に発揮できます。
A MUST-READ FOR THE TWENTY-FIRST CENTURY / MORE THAN 15 MILLION COPIES SOLD!
発行部数1500万を突破した、21世紀における必読の書!
というような感じで本の裏側に書いてあります。少し大げさな感じもしますが、英語特有の歯切れの良さと、リズム感にあふれた売り文句だなと思います。
80年くらい前(1937年)に発売された本ですが、いまだに読まれ続けているロングセラーです。アメリカでは2011年時点で、タイムの選ぶ最も影響力のある本100冊の中で19位にランクされています。(it was number 19 on Time Magazine's list of the 100 most influential books.― Wikipedia)
英語の学習は数多くあります。テスト対策で単語帳で単語を暗記に努めたり、問題集をひたすら解くという努力をされている方も多いです。それも大切です。しかしそればかりでは、味気ないですね。
どうせ努力するならば、ネイティブが読む、妥協のない本物に挑戦してみるのもよいですね。本物は疲れます。骨が折れます。しかしどうにかこうにか読み進め、読了した暁には、マラソンランナーが味わうような心地よい疲労感と達成感を味わうと共に、以前よりレベルアップした自分に出会えることでしょう。テスト勉強では到底味わえない、本物のみがもつ迫力のある英語を一緒に勉強して参りましょう!