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ケープタウン(南アフリカ)の水問題


教室では、その時に応じて様々な時事的な記事を、教材として使用しています。たいていは、タイム誌などから興味深そうな記事を選んで、読み方のコツをお伝えしています。

少し前になりますが、南アフリカに関する記事を、教室で取り上げました。

タイトルは、Cape Town Is 90 Days Away From Running Out of Water.

レッスンでは、記事をお見せすると、タイトルから本文の内容を推測してもらいます。うちでは、読むにあたって、推測、予測する練習を大切にしています。

さて、タイトルはどのような意味でしょうか。

run out of というのは、資源などが無くなる、ということ。これは、お金や、ガソリンが無くなる、といった場合などによく使われる表現です。

away という単語は、離れている、ということなので、Cape town is away from とは、ケープタウンは、何かから離れている状態。何から?running out of waterなので、水が無くなることから。水が無くなる状態から、90日離れている、ということは、90日したら、ケープタウンは水が無くなる、ということです。

結構シリアスな内容です。このタイムの記事は、今年の1月15日に出たものです。ですから、そこから起算すると、90日は3か月なので、4月に頃に水が枯渇する、ということになります。

私は、最初これを見て、えっ!と驚きました。ケープタウンといえば、南アフリカの大都市。南アというと、かつての人種隔離政(アパルトヘイト)の影響が残っていて、貧富の差もあり、犯罪率も高いことで有名ですが、それでも、南アフリカでしか見られない希少価値の高い動植物が見られる人気の観光地であり、金やダイヤモンドなどの鉱物資源が豊富で、高い経済力を誇る国です。そのアフリカ有数の経済大国にである南アフリカにあるケープタウンで、そんなに深刻な水不足が発生している?それも水不足程度ではなく、 run out of water. ということで、枯渇する、と記事で言っている! びっくりしました。

私は、普段よくテレビも観ます。ニュース番組も好きなので、よく見ていますが、ケープタウンの水が枯渇する、なんて聞いたことがありません。スマホでも、ニュース専用アプリで、頻繁にニュースをチェックしていますが、初耳です。タイム誌を読んでいて、ほんまかいな、と思いました。

記事を読んでみて、南アフリカの大都市において、いかに水不足の問題が深刻かを認識しました。

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