ワンポイント英作講座『爆買い』
教室では、生徒の皆さんと、色々なことに関して英語で話をします。
色々な方がおられますし、レベルも様々です。
まだレッスンを始めて間もない方であっても、ご自身の言いたいことをどうやって英語で表現をするかを、一緒に探求します。
一緒に探求とはどういうことか。普通でしたら、これは英語でどう言うのか、講師が何らかの答えを言って終わるでしょう。こちらでは、英作の考えを大事にしております。こちらから、生徒の皆様に質問をします。それによって、考えて頂き、自力で答えを見つけるということを大事にしています。
先日のレッスンで、梅田のデパートでお買い物中の生徒さんが、何かを買うために並んでいると、外国の方々が『爆買い』をしていたとのことで、それを何と言うのか、質問がありました。
さて、爆買いに関してですが、訪日外国人が急増しており、とりわけお隣の中国からたくさんの旅行者が来日されています。各地の観光地に向かわれる状況ですが、来日の目的として特徴的なものが、買い物でしょう。
報道でもよく取り上げられていますが、中国に限らず、タイ、ベトナム等様々な国々から観光とショッピングを楽しみに来られています。そういった方々が大挙して、例えば薬局や化粧品店、電気店等で買い物をされる。普通程度に買われるのでしたら、特段問題はないでしょうし、経済的に活況を呈するので、よいことでしょうが、過ぎたるは猶及ばざるがごとしとも言います。
爆買いとはどういうことでしょうか。よく英作のレッスンで申しますが、『赤ちゃん言葉』で考えることが、英語で言いたいことを言うコツとなります。
大人が赤ちゃんや、子供みたいに考える。もしくは、子供に説明する時のように考えるわけです。
さて『爆買い』ですが、目の前に幼いお子さんがいるかのように、説明してみるとどうなるでしょうか。
爆買いとは要するに、『たくさんの人が来て、たくさん買うこと』。
単語としては、buy や many みたいなものを使えば、簡単に言えそうですね。
たくさんの人が来て、たくさん買うのですから、
・Many people come and buy a lot.
・Many people come and buy many things.
爆買いというくらいなので、たくさん買うといっても、尋常ではない数であるということなので、過剰さを表すために、too を用いて、
・Many people come and buy too many things.
具体的には、爆買いする人は訪日外国人のことなので、
・Many tourists come to Japan and buy so many things at shops.
デパート等で販売に携わっている生徒さんも、爆買いのことを言われていました。同じ国の人達が多数並んで、新商品を買い占める、といった具合に。報道でもよくありますが、転売をするのでしょうね。こういった場合も、簡単に考えるといいです。
・When the shop has new items, a group of people come and buy them all. Probably they sell them later.
たまたま『爆買い』と頭に浮かんでも、そのまま英語にはできない場合、少し考えたら、自分の知っている英語で十分に伝わりますね。自分で言えると、英語を話すのは本当に楽しいですよ!