ワンポイント英作講座『寒の戻り』
近頃暖かくなってきました。もうコートなどは要らなくなり、春だなと感じます。
もう春だと思えば、急にまた寒くなり、風邪をを引きそうにもなります。なかなか油断できません。
コートやセーター、マフラーが要るのか要らないのか、季節の変わり目はよくわからない時があります。
さて、今回の英作は、こういった時期のお話が課題です。
外国人と会い、近況などを話す際、天候の話から始めるといったことは、日本人同士と同じことです。
天気ということも、話としては単純なこととも思えますが、英語にするとなると、これが結構骨が折れます。
色々移り変わる天気と同じく、それを表す英語も多岐にわたります。English and Beyond では、様々な分野、事柄における必須表現を厳選しており、それらをレベルに応じて生徒の皆様に練習をして頂き、覚えて頂いています。天気に関しても、近況を英語で語る上では欠かせませんので、やはり必須表現として、覚えて頂いております。
さて、今回の『寒の戻り』ですが、これをどう英語で言うのか、結構英語ができる方でも、難しいのではないでしょうか。
当教室で、天気関係の英語を完全に暗記(速習天気編33文)をされている方でも、『寒の戻り』といわれても、何と訳すが困るでしょう。ここで登場するのが、英作の技術です。英作の技術とは、該当の日本語を、難しそうに見えても、少し頭で考えて、分析をします。
『寒の戻り』を英作してみましょう。英作するには、まず考えることです。
『寒の戻り』とは何でしょうか。
『寒』とは何か?要は、寒いのです。ということは、英語にすると、なんてことはない、
・It is cold. ということです。 天気の英語は、こんな感じでIt から始まるのが多いですね。例えば、
・It is sunny today. It is cloudy today. It is windy today. といった風に使います。
ちなみに教室では、上記のような文を、系統だって、関連表現をまとめて33文ありますが、覚えて頂きます。そしてそれらの基本表現を使った応用練習をどんどんして、基本と応用の徹底した練習を行います。
さて、寒の戻りですが、考えて分析しましたら、単にまずは、It is cold. という要素が出てきます。あとは『戻り』とは何かを考えます。
『寒の戻り』という、日本語の伝統的な言い方のままで考えると、日本語独特の雰囲気に引っ張られますが、よく考えましたら、『寒の戻り』とは、言い換えましたら『また寒いですね』という意味に他なりません。ということは、またというので again をつけて、
・It is cold again.
という簡単な英語で言えることがわかります。
外国人と話していて『寒の戻り』という日本語が頭をよぎっても、すぐに辞書や、ネットの翻訳に頼るまでもなく、すこし立ち止まって、意味を考えましたら、簡単な英語で事足りますね。レッスンでも、こういった感じで、生徒さんに自分で考えて、自力で英語を言う喜びを味わって頂いています。