ワンポイント英作講座『景勝地』
テレビを観ていましたら、安倍首相が中国を訪問中で、同時に韓国の大統領も来ており、会談が行われたとのことです。冷え切ってしまった日韓関係がどうなるか、今後改善の兆しを見せるのか、なかなか難しそうです。
それはさておき、日中の首脳会談が景勝地で行われる、とアナウンサーが言っていました。さてこの『景勝地』とは、何と言うのでしょうか。
普通でしたら、英語でこういうことを言おうとすると、難しいですね。
目の前の外国人に、とっさの時に、こういう日本語を言わなければならない時、困りますね。最近で、訪日外国人が急増していますので、観光案内のボランティアをしたり、外国の友人を案内してあげる、といった場合、いちいち辞書を調べたり、できないですね。
こういう時に、知っている英語の知識を組み合わせる、英作のテクニックが役に立ちます。
さて、こういう場合、大事なことは、『要するに』という発想です。
難しい日本語を英語にする時、『要するに』何か、考えてみてください。
『景勝地』で日中両首脳が会談する、といった文脈です。
両首脳が会談する、ということですが、普通、日本でも、外国の要人を招いてサミットなどを開催する時、北海道なら洞爺湖であったりということが、記憶に新しいと思います。難しい議題を話し合うにあたって、そういう場所が適切なのでしょうか。
考えますと、要するに景勝地とは『きれいな所』ということです。なので英語は簡単にbeautiful を使うとよいですね。例えば、
・China has a lot of beautiful places. They chose one of those beautiful places to hold /have a meeting.
(中国には景勝地が多く、その内の一つで会談が行われた) ・Leaders from China and Japan met at one of beautiful areas in China.
(日中両首脳が中国の景勝地の一つで会談した)
・This is one of the most beautiful places in China. Chinese people are proud of these beautiful areas. Tourists from around the world come and see those places because they are so beautiful.
(ここは中国で最も美しい場所の一つである(=景勝地)。人々はこれらの美しい場所を誇りに思い、あまりに美しいので世界中から旅行者が訪れる)
・China has a lot of beautiful mountains, rivers and lakes. People really love to go there and see them.
((中国には多くの美しい山、川、湖がある(=景勝地)。人々はそこへ見に行くことを愛してやまない)
結局『景勝地』とは何かと考えたら、『すごく美しい場所』ということなんですね。ですから、英語で言おうとするときに、こういった難しい日本語に驚かないことが大切です。
自分で考えて、『要するに、こういうことでしょ』という風に単純化しましたら、自分の知っている英語で、サバイバルができます!
ご参考になさって下さい!