ワンポイント英作講座『深夜2時まで延長』
ニュースを観ておりましたら、実証実験として大阪地下鉄が、深夜2時まで終電を延長したとのことです。今回は1月24日の1回のみでしたが、どのような影響や効果、利便性ががあるかを調べるためのようです。
東京近郊では、オリンピック期間中、電車の終電が2時まで延長して営業するそうですが、今回の英作は、この地下鉄や電車の営業時間を『延長する』というのを、どのように言うかテーマです。
延長と言いますと、extend といった英語が浮かぶ方もいるでしょう。そいういった少し難しい英語でもいいのですが、難しい単語は、意味だけでなく、使い方を正確に知っていないと使いにくいものです。
とっさの時に、何かを言いたい時に、正確に通じさせたい場合、身近な知っている英語で言った方が、間違えずに、コミュニケーションができます。
さて今回の電車の営業時間の延長ですが、実はすごく簡単です。いつものようにですが。
深夜2時まで延長ということは、平たく考えますと、『電車が2時まである』ということです。『まで』というのは until ですので、
・We have trains until 2 a.m.
となります。
have は便利で、We have とすると、一般的なことを説明する時によく使います。There is/ are でもいいです。
・There are trains until 2 a.m.
他にも、
・We have the last trains at 2 a.m. (最後の電車=終電が2時にある)
・There will be a train at 2 a.m.
延長ということは、現状からの延長なので、今の最終時間を言うと、よりわかりやすくなります。
・Now we have trains until 12 midnight.
We will have trains until 2 am soon.
now と soon (もうすぐ)といった簡単な単語を使うだけで、簡単で正確に言えます。
英作では、自分の頭で考えることを大事にしています。教室では、私どもが生徒のみなさんに、数多く質問します。考えることで、自力で答えを見つける手助けを行います。
終電の延長ですが、さらに考えると、もっと簡単にもなります。
2時まで延長するということは、現状は2時の時点では、電車が走っていないわけです。ということは、
・Now we have no trains at 2 a.m. Soon we will have trains at 2 a.m. もしくは Soon we will have the last train at 2 a.m. こうなると、until なしでも言えます。
考えるということは、自分が知っている英語を点検、棚卸する作業です。考えることで、自分のできる範囲で、自分のレベルで無理なく自然に言えることを学びます。
他の『延長』を考えます。
外国のホテルで泊まっていて、もう一泊延長したい時、
・Can I stay here one more night?
・Can I stay here until tomorrow?
・Can I change my schedule? I want to stay here longer. Can I check out tomorrow morning?
カラオケの時間延長の場合?
・Can I use the room until ~?
・Can I have another hour?
・Can I stay here 30 minutes longer?
野球などが延長されるとき、
・They play baseball longer.
・They will play baseball an hour longer.
試合の延長の意味ですが、延長とは長くプレイするわけですから、こうなります。
DVDなどの延長の際、
・Can I keep the DVD for another week?
・Can I return the DVD next week?
お店などの、営業時間の延長の場合、
・The shop is open longer (than usual). (いつもより長く開いている)
・The shop is open an hour longer. (1時間長めに開いている)
・The shop is closed an hour later. (1時間延長→1時間後に閉まる)
授業を延長する。
・The teacher makes the lesson longer.
・The teacher teaches a little longer.
・The teacher finishes the lesson a little later than usual.
・The teacher has a longer lesson today.
・The teacher has a lesson for one and a half hours today, not one hour.
こういった感じで、『延長』ということが色々な場面で言えます。どれも基本的な言い回しです。基本的な表現というのは、普遍性があり、どこにでも使えます。ですから基本は、英語においても土台となります。難しい言い回しを具体的にどのように自分の知っている英語を使って言い表すかを、教室で生徒の皆さまと、様々なシチュエーションを想定して、英作や会話練習を行っています。
教室で一緒に学び、自分で自分のこと言える楽しさを、味わって下さい!
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